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猫の肥満を考える ~健康に過ごすために~
投稿日 2017.01.10
最終更新日 2017.01.10
猫の肥満とは、体内に脂肪がたまりすぎた状態をいい、なんと日本の猫の肥満率は42%といわれています。 あなたの猫ちゃんは最近体がふくよかになってきていませんか?それだけでなく、生活や行動に変化は見られませんか?動きが鈍くなってきたり、好きだったおもちゃで遊ばなくなったり。実は肥満が原因で大きな病気、もしくは負担を感じているかもしれません。もしあなたの猫ちゃんが肥満状態なのであれば、要注意です!
ヒトでは一般的に肥満に伴って様々な病気が起きやすくなるといわれています。 各種癌、高脂血症、高血圧、痛風、動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞、糖尿病、アルツハイマー型認知症、体重増加による変形性関節症など、これらの病気がそのまま猫に当てはまるというわけではありませんが、猫の寿命はだんだん長くなっています。肥満によって様々な病気が出てくるのはヒトと同じでしょう。
診察で病院に来た際など体重を測っているかと思いますが、自分の猫ちゃんの体重はご存知ですか?体重を測るたびに増え続けていたりしませんか?猫の適正体重は種類や性別、避妊・去勢の有無などによっても個体差がありますが、1歳を過ぎると成ネコの体つきになるので体重の変化はあまりなくなります。したがって1歳を過ぎた頃の体重を目安に基準にしてもいいかもしれません。成ネコの体重は、一般的には3~5㎏前後です。 また、BCS(ボディコンディションスコア)という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれないですが、詳しくわからない人もいるかと思いますので簡単に説明します。体重だけではなく、骨格や体系を含めた見た目の状態と皮下脂肪の付き具合も含めて肥満度を5段階で判断します。BCS1~5段階に分け、3の評価が理想体型で評価の数値が上がるにつれて肥満度が高い評価となります。体を触ったり、体を上から見た状態を見て判断したりします。この評価はイラストでわかりやすく判断できるようになっていますので飼い主様にも判断できるかと思いますが、詳しく知りたい場合や見てほしい時には動物病院に相談してみましょう!現在の体型評価がどれくらいで、おおまかな理想体重を調べることもできます。
猫ちゃんが肥満になる原因は、遺伝的な要因も考えられますが、ほとんどは食べ過ぎと運動不足といわれています。 ~食事を考える~ 猫ちゃんがご飯やおやつを与えておいしそうに食べる姿を見るとついついあげすぎてしまうことはありませんか?ご飯を食べる姿ってとってもかわいいですもんね(^^♪ でもそんなときにあげすぎてしまうとおやつでもカロリーはあるので気付かずうちにカロリーオーバーになってしまうことも。ダイエットする場合には、まずご飯やおやつの種類や量を見直し、多い場合には、その子に必要な量を理想体重から計算して制限していきましょう。ダイエットが健康的に行われているとき、1週間あたり猫ちゃんの体重の0.5~1%の減少率が理想的ですので、体重変化に合わせて食事量を決めるのもいいでしょう。(病院では、適切な摂取カロリーを計算してご提案しています。ぜひご相談ください!) ちなみに、肥満対策としてきちんと調節されたご飯には次のような特徴があります。 ご飯を選ぶときのポイントにしてみてもいいですね。 脂肪=制限 炭水化物=制限(米以外がよいといわれています) 食物繊維(不溶性)=十分与えましょう タンパク質=十分与えましょう ほかに、L-カルニチンや抗酸化物質もしっかり含まれていると肥満対策にはよいといわれています。 また、お食事は、1度にたくさん与えるよりも、1日の量を2~3回に分けて与えると、より効果的です。 ~運動を促す~ 肥満予防には、適度な運動も必要です。ネコちゃんの場合、キャットタワーが好きな子は上下運動など気付かずうちに適度に運動できていると思いますが、普段から運動が苦手な子や肥満傾向で動きの少ない子には運動できるような工夫をしてあげましょう。大好きなおもちゃを使ってあげたり、飼い主様と触れ合いながら遊んだり、その子が興味を示してくれるのや好きなものを見つけて遊んでみましょう(^^♪ ただ、無理はさせないのが大切です。一般的に10~20分ほど遊ぶと猫が休憩するようになってくるので、遊びの終わりのサインです。1日に1~2回遊んであげましょう。また、遊ぶ際は、安全な場所を選んでください。 普段から体を触ってみて、ふくよかになっているな、ご飯以外にも欲しがったらついついあげてしまっているな、と少しでも思った方はまず今の体重のチェックや体型評価からしてみましょう!飼い主様だけではなく獣医師や看護士と共に健康的な体作り、管理をしていき、猫ちゃんの長生きを応援しましょう。
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