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ご存知ですか?犬の認知症
投稿日 2017.03.21
最終更新日 2017.03.21
愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいですよね。犬の年齢は、人で換算すると1歳以降は1年毎に4歳ずつ年をとるので、あどけなかったわんちゃんが、気が付けばあっというまに歳をとったなと感じることも多いのではないでしょうか。7歳をすぎると、わんちゃんはシニア期に入ります。 老化のサインは主に2種類あります。 身体が痩せて来た、白髪が増えた、眼が白くなってきたなどの「身体の変化」と、動作がにぶくなった、歩くのがぎこちない、物にぶつかることが多くなった、寝ていることが多くなったなどの「行動の変化」です。 このような変化は、どんな健康なわんちゃんでも年齢を重ねていけば起こるものです。 今回のテーマは、高齢化に伴って生じる認知症についてのお話です。犬も人と同じように認知症になります。認知症は予防が最も大切ですが、症状が認められた犬に対しては神経質になりすぎず一つ一つ向き合っていくことが大切です。しっかりとした知識を持って理解し、症状に応じて正しい対処をしていきましょう。
10歳を超える頃から始まり、13歳位から急増していきます。15歳〜17歳まで増加傾向を示しています。大型犬では8歳を過ぎたら、小型犬では10歳を過ぎたら予防と対策が必要です。
柴犬、秋田犬、甲斐犬などの日本犬がなりやすいと言われています。ゴールデンレトリバー、チワワ、ミニチュアダックスフンドなどの洋犬は極めて少ない傾向があります。
徘徊、旋回:ぐるぐる歩き回る、目的もなくひたすら前に進もうとする。 夜鳴き:自分の身体が思うように動かないときや寂しいときなど吠え続ける。 異常な食欲:与えるだけ食べるようになる。 昼夜の逆転:昼間は寝てばかり、夜になると起き続けて眠れない。しつけ行動ができなくなる:今までできていたことができなくなる。トイレの失敗など。 無気力、無関心:呼びかけに反応しない、どこか一点を見つめているなど。 感情の起伏が激しい:突然怒って噛み付いたり、攻撃的になる。
認知症のはっきりとした原因はまだわかっていません。しかしながら、イヌにも人と同じアルツハイマー症と同じような脳の実質的な変化が見られることがわかっています。 人の場合と同様に、認知症は放っておくとどんどん進行してしまい、治すことは今の医学では困難です。しかし、飼育管理によって発症を予防したり、症状の進行を遅らせることはある程度可能であると言われています。 認知症の予防・対策として、毎日の生活にさまざまな刺激を与えることがあげられます。 ・頭を使ったあそびをして学習させる: おやつの入ったおもちゃで遊んだり、宝探しなど。考えさせることで学習し脳の活性化に繋がります。 ・お散歩コースを変えたり刺激を与える: いつもと違う道に入ってみたり、コンクリート・土・石など様々な材質の地面を歩いてみたり、普段のお散歩コースを少し変えてみることで好奇心が湧き、良い刺激になります。ただし、足下が悪いところを長く歩いてしまうと足を痛めたり怪我をしてしまう危険もあるので十分注意してください。段差や、坂道などを歩くことでも変化になります。 愛犬が認知症になると、声をかけても反応せずひたすら歩き回ったり鳴き続けたり、飼い主さんの生活リズムが崩れるだけではなく、今までできていたことができなくなるので、飼い主さん自身もショックを受けることがあると思います。症状に応じて必要な対処をすることで、認知症を上手にコントロールすることはできます。全てをひとりで抱え込み、どうにかしようと頑張り過ぎてしまうことのないように、思いつめないようにしてください。認知症は、誰のせいでもありません。道具を使って環境を整えることや、家族の協力が必要です。そして、動物病院に悩みを相談してください。お力になれることはたくさんあります。愛犬の症状や、家族の生活リズムに合わせた対処法などをご提案します。 また、なんでも「歳だからしょうがない」と片付けてしまうのもよくありません。歳だから好き嫌いができた、歳だからうまく歩けない、などと決めつけてしまうと、病気が隠れている可能性に気づくことができなくなってしまいます。老齢性のものなのか、他に原因があってのことなのか、判断が難しいときは必ず獣医さんに相談しましょう。老化による夜鳴きだと思っていたものが、本当は痛みを感じて鳴いていた、なんてこともあるかもしれません。 今回は認知症の概要をお話しましたが、次回はグッズやサプリ、お薬など、実際に取り入れられる認知症の対処法についてご紹介したいと思います。お楽しみに!
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